受け継がれるもの
今回から弊社代表として日々感じることをブログとして記していきたいと思います。
—
起業に際して様々な手続きが必要ですが、先日口座開設に行ってきたときのこと。
銀行に赴き、手続きスペースに通されてお茶をいただきました。
いや、それは普通のことです。
しかし、お茶の出し方に「おやっ?」と思ったのです。
お茶を出してくださる方のお盆とお茶碗の位置が、その方の目線より「上」なんです。
サーブする人の息がかからないような配慮なのか、すこし大袈裟にも思える風景だが、気分は悪くない。
しかし、それ以上にその時は気にも留めず、いろいろ手続きをして終了。
その後。
近所に住む両親にその日銀行にいったことを話すと父が不思議なことを言い始めました。
「あそこってお茶をもってくる行員がお盆を頭より上の位置にあげてもってきたもんだ」と。
私は「え?今もやってたそれ!」と。
転勤の多かった父が当地で勤務したのはもう50年も前のこと。
半世紀。変わらず行われていることを親子それぞれの経験を通して実感。
長い時間、つながってきた伝統。
多くの人が関わってきて変わらないことのすごさ。
弊社は働き方を効率化し、既成概念を変えていくスタンスの会社ですが、物事の本質はそうそう変わるものではないと認識し、良いものを残す、必要なことは行うと、テキパキ判断・決断し、お客さまに価値を提供することのできる会社でありたいと思います。
新潟県上越市出身、県内育ち
SE候補として社会人をスタートするがその後上場、ベンチャー企業等で経営管理業務に主に従事する。働き方・生き方を再考し、北陸新幹線上越妙高駅開業をひかえた2014年にUターンし、フリーランスとして当時目新しいリモートワークを開始。2016年に株式会社北信越地域資源研究所に参画。2017年同社取締役。その後2018年3月当社設立。2016年から構想・研究するWi-Fiを用いた人流解析や各種地域事業開発の経験を踏まえ、2023年「人の存在のみえる化EBPMソリューション」をリリースする。